Subject: 夢使い最終話の感想(暫定版) MXテレビで放映される頃まで、感想かくまいと思っていましたが、 某サイトでかなり絶賛されていましたので、これまた衝動塔子しちゃいます。 なぜ保留にしたいかというと、実は、どう評価すべきか、悩んでい るんですよね。考えもまとまっていませんし。 #書き終えてみて、最後の方、混乱していますが、修正&まとめる気力が #ないので第1稿としてアップしてしまいます。 ### ftp 転送ですが、 PC クライアント VS ftp サーバだから「アップ」です。 「見てはいけない夢」などないという主張には100%同意したいのですが、 さすがに親子ネタは、現実的すぎて(笑)、重くて辛いです。 11話は見てないのですが、各所サイトから、父親ネタだと知って いたので、最悪の結末を覚悟していましたが、幸いそれはなくて 助かりましたが。 時期をいうとまずいので?十年以上前ということにしておきますが、 実際知り合い(一人娘)の母親が死んで、父親が精神的にダメに なったという家庭を知っています。 それはもう痛々しくてたまりません。 それなりに地位のある重役級ではないかと思うのですが(詳しくない) 精神的に病み、原因不明の足の痛みで、ときどき救急車などで 入院をしたりしていました。 妻が死んでそんなになるなんて、 男って実に弱い生き物だなぁと痛切に感じたものです。 今回のアニメの場合、娘が父親から振り向いてもらえないという設定 ですが私が身近に体験したケースでは、そんなことはなく、逆に 寂しがって娘にかなり依存してしまっていたようです。 ちょうど彼もいて、適齢期だったため、すごく心配していましたが、 無事結婚は出来たようで、少し安心しましたが、その後どうなったかは 知りません。 原作を読んでいないので、アニメ版オリジナルかは不明ですが、 父への思いが愛に変わるための設定として母親の死を使うというのに かなり違和感がありました。 個人的には、父娘ネタを中心にしたという点で、重過ぎて 作品の評価を下げざるを得ません。 家族をうとましく思う祖母ネタもあり、本来そういうアニメなの かも知れませんが、1話2話の楽しい「スーパー小学生」アニメの ままであって欲しかったです(笑)。 最悪の設定は、父が姉に夢中になり、妹へ浮気して姉が父を 殺したとかいうのが最悪でした。 逆向きなのが、せめてもの救い。 #或いは、母親が嫉妬して父親を殺すとか。 かといって、個人的には、第3者が原因で、塔子が世捨て人に なった設定だったらよかったですが、それだと説得力にかける のは事実です。 客観的には、すばらしい最後ですが、個人的には、いやーな 最後だったなぁ、というのが素直な今の感想です。 (10年位したら、感想変わるかも知れません。だから手元に あるDVD1話は捨てませんし、砂嵐の録画も永久保存に するかも(笑)) 塔子が、すばらしい夢使いである、という理由づけとしては 最高の設定ではあります。 CLAMP の何を好きになっても、という主張と本作の「見ては いけない夢はない」とは微妙に違うような気もしますが、 確かに言われてみれば、連想する内容ではあるかも。 CLAMP の場合は、現実に実行しても「問題ない」と私は 考えますし、せんせX利佳ちゃんだって「法律がまちがっている」 と私は思いますけど(笑)((ただし先生が独身だったら、ね)) ###あ、浮気も CLAMP は肯定するのかな? ### 本作の場合、「夢」の中でのみ正当化されているという設定なら、 あるいみ残酷というか、CLAMP の世界より数倍以上、辛い 世界だな〜と私は思います。 夢に見るのは自由だけど、現実は厳しいの。みたいな。 そういう点では、ずるいというか、現実的というか、 CLAMP よりは、「いいこ」な主張かも知れません。 逆に現実にあの親子関係自体を肯定している設定なのでしょうか? #それは、さすがに今の私には受けいれられない設定です。 すこし話がずれますが、 私の場合は、夢だけじゃイヤ。という主張で 「シベールの日曜日」が許される世界=世論が許す世界、 が理想なわけで、そういう意味でも、このアニメが「夢ならいいよ」 という主張だったら、 受け入れる訳には行かないというか、納得行かないというか、 要はネタが重過ぎて今は消化不良です(笑)。 だって、夢は実現するために、あるわけだし、 実現できない夢なんてみたら、強烈な抑圧がかかって 生きていけなくなってしまいます。